株式会社 九石

鹿児島の石材卸会社です。

お墓再生(リフォーム)

image1KOBAKOBA2image2久しぶりのブログUPです。

地元の先輩からの紹介で『お母さんが亡くなられてお墓を綺麗にしたい』との依頼があり現場視察に行き施工させて頂きました。

状況としましては経年劣化による水垢と一部で言われている花筒の中に入れると生花の持ちが良いと言われる漂白剤(ハイター)使用による酸による石ヤケと表面固着によるくすみ、金箔の劣化剥げ目地セメント剥離と概観上は通常の墓石クリーニング+金箔入れ直し+追加銘碑彫刻のメニューの予定でしたが問題が他にもたくさんありました。

①一番の問題が昭和62年に納骨された時から開けられていなかった納骨堂内部の水の浸入による水没でした。

納骨堂に防水に必要な目地は最初からされておらずバケツで納骨堂外部から水をかければ水が中に入る状況で水抜きなしでした。(防水用に耐震接着剤を入れ込み耐震目地コーキング(接着剤)で補修施工しました。

②外柵の接着が離れて固定されてない状態でお墓掃除で外柵に上り掃除をするときに外柵の倒壊人の転倒につながるので全バラシで組みなおしの施工

外柵を全バラシして見ると納骨堂後ろのコーピン(外柵手すりの下 写真3枚目)は基礎コンクリートが崩れ傾いて空洞になっていました。

因みに他の石材店で見てもらったら建て替えを進められ解体費用別で200万弱だったそうです。

家族が大切に23年間お参りしたお墓である事と四十九日法要が近い為、現在墓所に使ってある石のみのクリーニング磨きなおし再設置補修のみでお客様に満足して頂く仕上りになりました。写真4枚目

 

鹿児島は梅雨明けしまして雨が降らなかったので納骨堂の内部の水の浸入が防げてるか確認をして工事完了となります。

7/19久しぶりの雨です。

今から納骨堂内部の防水状況確認に墓所へ。

追伸、くれぐれも花用の水に漂白剤は入れないで下さい。石にも良くないし環境にも良くありません。

 

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