お墓のメンテナンス(虹色除去)
お客様から「お墓が虹色に変色している。」とご連絡があったようで現地霊園に見に行きました。
ご覧のように虹色のシミが発生していました。
経験と直感でもしや!
花が供えられている花筒の匂いを嗅いだら塩素系の匂い!
生花の持ちが良いとテレビ等で塩素系漂白剤(ハイターなど)を水に入れる方が多いのですが花には良くても石には良くないのです。
黒系御影石(斑レイ岩)は特に鉄分が多く錆が発生する事が多く塩素系漂白剤と反応して経年で発生する錆のスピードを早め強く虹色が出たものと思われます。
(白御影石は塩素系漂白剤を使いますと濡れ色のシミができ取れなくなります。)
まずは塩素系漂白剤で着いた水垢除去をし専用の薬剤にて錆の除去し磨き上げました。
お客様も満足の仕上がりでした。
お墓を大事にしお花を手向けご先祖に感謝して供養する。
少しでもお花の持ちが良いようにと墓守される方の気持ちは十分理解できます。
このような石に悪い事の説明をお墓の施工をする石材業者がしていく事も重要だと感じさせられました。
施工石種:インド産CK-1
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