お墓の転勤（鹿児島～埼玉）
お墓の転勤なんて表現はおかしいでしょうか？
32年前に鹿児島市『前迫石材㈱』で加工製作された墓石を加治木町『宮内石材』が建立した1尺1寸墓石・9寸五輪塔・角墓前灯篭が埼玉県に移設される事になり解体され弊社工場でクリーニング・梱包・出荷準備を行いました。
墓石： 山口県産『徳山みかげ』
五輪塔： 韓国産『益山』
角墓前灯篭： 韓国産『益山』
石が重なり合う部分のモルタルや接着剤をノミで取り除く作業の時に『前迫石材㈱』の丁寧な加工（石がカケないように底部の面取り）が他社とは違い当時の仕事に感動させられました。
32年ぶりに現れた加工・施工時のマーキングの赤い線が作業の慎重さ丁寧さを感じ、まさに人が石に魂を吹き込んだ先輩方の仕事を見ることができました。
大切に加工・建立された墓石が次の赴任地へ旅立つ・・・・・
なぜ『転勤』なんて表現を使ったかと言うと、次の赴任地で『ご先祖の供養』と『墓参りに来られる方に癒しを与える』2つの仕事を勤めるからです。（不謹慎な表現かもしれませんが・・・）
これからも親族に大切にされるお墓がうらやましく思えます。