九石が選ばれている理由

携わりたい。引き渡されるその日まで。

九石は石材卸業者として責任をもって他業者に出来ないサービスに全力で取り組み、冷たい石に人が携わる事によって生まれる温かみや価値観の追求を石材店様と共に歩んで行きたいと考えております。

※上記のリストをクリックすると各項目まで飛ぶことが出来ます。

① カウンセリング(打合せ)

可能であれば九石も石材店様・施主(建立者)との打合せに同席させて頂き、建立時期を含め施主の思い・希望をお伺い致します。

現場確認・敷地寸法実測

公営墓地・霊園等は細かな規約・規則(建立物の高さ制限等)があります。

規約・規則等に準じた施工建立をしないと改修工事・建替え・撤去など建立後のトラブルや隣接する墓主とのトラブル等が発生する可能性もあります。その様な事態が起こらないように石材店・施主・設計者・場合によっては墓地管理者立会いの下、打合せ敷地実測を行わせて頂きます。

基本、九石では建立場所を見ずに設計に入る事は致しません。

③ 設計(墓石専用CAD使用)

九州各地の古来の墓石形状は当然の事、近代的なスタイル等を年間300基以上(見積図面を含む)手掛ける経験豊富な設計スタッフがお客様・石材店様の要望に応じ、建立後に飽きのこない手入れのしやすいお墓作りを心がけ、1担当者に1日1基を基本に大切に設計させて頂きます。

なお、弊社社員は事務職以外、全員CADにてデザイン・作図が出来ます。お気軽にお申し付け下さい。(石材店の店舗でも出張にて目の前で作図も可能です。)

CAD図面の利点

10年前に建立されたお墓等のデータも大切に保管してあり、万が一破損等で部品がほしい場合や改修工事などのご提案などの基図としてご利用いただけます。

④ 発注(九石指定中国工場・国内工場)

CADで作成した図面をデータ化しメールで指定工場に送る事で、加工に必要な部分の寸法を加工者が確認でき、精度の高い製品発注が可能です

⑤ 工場加工(九石指定中国工場・国内工場)

九石では安さを追求した工場選びはしていません。

品質・石質

原石在庫も豊富に保有し信頼があり良い石製品を作る事に全力で取組める工場だけを選び、長い付き合いをさせて頂いております。

作業工程

原石搬入口→大切削→中切削→切削→磨き→手磨き→寸法確認→組立検品→当社検品員による検品→梱包→製品出荷口

上記の加工工程が流れるように進めて行けるように機械等の配置やスペース確保が出来ている工場でなければ安全で良質な製品は出来ないと考えております。

九石の指定中国工場は4社(その他協力工場として8社)ございます。
最高20年の取引で殆どが10年以上の取引です。
国内加工は鹿児島県内に3社・九州内2社・原石産出県に4社ございます。

⑥ 製造過程確認

リアルタイムに加工形状などをインターネットにて写真・動画で確認ができます。

(寸法で説明出来ない加工を切削段階で指示する事ができます。)

⑦ 検品

弊社、検品スタッフが昼夜問わず現地工場を見回り加工指示・検品を行っています。

本年より検品中の写真も随時ホームページにアップ予定です。

梱包

  • 字彫り分別梱包(厳守)
  • 1梱包1.5t~2tで梱包
  • 破損しやすい物は梱包内の上部に入れ『加圧厳禁』の表記(厳守)

⑨ 出荷

工場から厦門港での陸送も九石指定の陸送会社利用で運ばれ、船積みを行います。

厦門港(毎週日曜日出港)

製品到着まで

文字彫刻箇所の部品詳細図面を基に文字作成・彫刻用ゴム作成し必要であれば墓装品(花立・線香皿・接着剤)の準備等もして石製品と一緒に配達しております。

⑪ 入荷(薩摩川内港)

入荷後の流れ

入港後、コンテナ内からの商品引き出し梱包状態検品確認・積込作業を、石材の扱いに熟知した弊社配送スタッフが行います。

⑫ 配送業務

弊社トラック(4t・9tクレーン付)にて製品積載時は極力、悪路を避け安全に石材店もしくは建立現場にご要望どおりに配送致します。

字彫り

九石の工場には天井クレーン・フォークリフト2台・切削機・研磨機・穴あけ機・字彫り機(サンドブラスト)・カートクレーンの設備が有ります。

石材卸業に、なぜ機械?

石材店での字彫りは経験豊富な社長が行う場合が多いようです。

最近、石材店から『細かいものが見えない。』『昔より字彫りの強弱がしづらい。』などの声が多く聞かれるようになり、『字彫り彫刻を外注に出したい。』との声に、お応えして工場の一部に字彫りブースを開設致しました。

有料では御座いますが、字彫りまで希望される石材店に大変、喜ばれております。

銘碑などの追加彫も石材店の要望があれば県内一円お受け賜り致しますのでお気軽にお問合せ下さい。

⑭ 確認作業(建立前)

納品後、営業スタッフが石材店・建立現場にて製品状況(破損・キズ)の確認に伺うか電話での確認を致します。

⑮ 完成(石材店建立後)

建立現場にて石の状況等を見に伺います。

(次回の改良点などを見つけ品質向上に努めます。)

木枠(梱包木材の回収)

当社は自社トラックにての配達がほとんどです。

日頃の取引に感謝しまして取引石材店の工場・展示場の美化の為、次回配送時か近くに自社トラックが行く際に納品分の梱包木材の回収を希望があれば行っております。

(木枠のみの回収ですので分別は石材店様でお願い致します。)

※回収した木枠は九石工場にて切断、くぎ抜き作業後、パレットに梱包し近隣の民家へ

今までも自社で開梱した木枠の処理に困っていました。

ある日の夕方、タバコを吸いながら事務所の窓から山手の民家のある方角を見て気づいた。

民家の方から煙がモクモク!
もしや?薪でフロ?

軽トラックに加工済みの木枠を積んで民家へ。
80歳位のおばあちゃんが薪でフロを沸かしていました。

『こんにちは。』私の言葉に振り返ったおばあちゃん。明らかに不審者を見る目。
『何か?』とおばあちゃん。私が『薪はいりませんか?』と聞くと即答で『いらん!』
『金払って薪はいらん!』とおばあちゃん???
『金はいらん。』『タダで!』と私が言うと言『なんで!』っておばあちゃん。こんなやり取りがしばらく続き、やっと貰ってもらった。

軽トラから木枠を降ろしたら、おばあちゃんがお茶を入れてくれた。
『あやしかった?』私が聞くと即答で『うん』だって。

よくよく話を聞くと、この近辺に悪徳訪問販売が来て近所の人が騙されたりしたらしく、警戒したらしい。
信用してもらう為に名刺と会社の場所を教えて帰りました。
『何で石屋が薪』の疑問は残し・・・・。

後日、おばあちゃんとおじいちゃんが『黒糖まんじゅう』もってお礼に来てくれた。大変だったらしい。フロ用の薪を作るの。

それ以来、おばあちゃんとおじいちゃんの紹介で数件の貰い手を紹介してもらい遠くは日吉町・入来町までの薪代・配送料無料の『薪屋九石』の誕生です。
(もちろん、石製品配送のついでですけど)

遥々中国より製品を守ってくれていた木枠が役目を終え、処分に困る。
木枠は薪へと名前を変えて地域住民の役に立ち、私たち九石に笑顔と茶菓子を届けてくれる新しい取り組みへとなりました。

⑰ 視察・確認

九石は②と⑭でもご説明致しました通り、建立場所に頻繁に出向きます。その際、目的の建立場所だけではなく以前、建立したお墓等も必ず見に行きます。『金箔のはがれ』『目地のはがれ』『墓石の破損』・・・・など無いか見て回り、石材店に報告し改善・改修のアドバイスになればと考えております。

建立後も永いお付き合いで石と石材店・建立者様を見守っていければ。それが九石の願いです。